#5 ふくろ
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nokos
保存に耐えられるものか

コーヒー豆を販売する上で大事なもののひとつが、コーヒー豆を入れる袋"包材"です。
種類も値段も様々で、焙煎所によって使われているものも違いますし、その効果も大きな差があります。焙煎後すぐに購入〜開封/消費するのであれば問題はありませんが保存期間が長い場合はガスバリア性(成分が通過しにくい)の高い包材を選ばなければなりません

風味を残すためには、劣化の原因になる酸素や水分を除去し、その環境を維持することが必要です。ノコスコーヒーでは"アルミ蒸着"という細かいアルミ粒子のフィルムなどが何層にも重なっている袋を使っています。これは遮光性(紫外線や赤外線もほとんど遮断)・防湿性バリアー性の高い高品質な材質を使っており、あわせてボタン状のバルブも取り付けてもらっています。焙煎後放出されるガス(二酸化炭素など)によって袋が破裂することを防止するのと同時に、外部からの酸素や水分の侵入を防ぎ鮮度を保つものです。

ブレスラインといって不織布を使ったものやシール状のものもありますが、それらは長く品質を保つ上では良しとはいえません(空気は遮断しても水分・油じみは通す等)。簡単にいうと"販売用の袋"であり、"保存用の袋"ではありません。銀色のアルミ蒸着袋で、3枚目の写真のような確かなバルブ(バルブによっても一方向でないものや耐久性のないものもあります)が取り付けられているか。すぐに消費しない場合のご購入される際の基準のひとつにしてもいいかもしれません。

ノコスコーヒーではエイジング(焙煎したてのコーヒーを保管してガス抜きを行う工程)も行っていますが、ガスは発生し続けているので、膨らんできたら袋の両端を手でおさえてプシューっと抜いて頂いて大丈夫です。結構楽しいですよ。

さて、ちょっと専門的すぎたかもしれませんが、こちらでは"正確に"ちょっとコーヒーに詳しくなれるコラムを連載していきます。間違った情報も多く流布している日本独特の珈琲業界をノコスコーヒーがほんのり明るくしていきましょう!何か疑問質問ございましたらお気軽に!

次回はコーヒー豆の保存について。