#4 豆か粉か
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nokos
粉に挽いてはごめんなすって。

ごめんなさい、粉に挽いての販売はしておりません。

コーヒーを買う場合の選択肢、「豆のままか」or「粉に挽いてもらうか」悩みどころでもありますよね。現在売られているコーヒーの7割以上は粉製品です。カップに引っ掛けられるドリップバッグタイプのものも多くみられるようになりました。
粉製品は確かに便利で簡単、道具も少なくてすみますし気軽に楽しめます。ですが、それによって失われるものの方が大きく、本当にいい豆をご購入されるのであれば粉製品はお勧めしませんし、スペシャリティーな豆などを取り扱う店舗側も(数日で使い切ってしまう場合を除いては)挽いての販売はするべきでないと考えています。

コーヒー豆は焙煎すると、二酸化炭素を放出するようになります。袋が膨らんだりするのもその影響です。二酸化炭素は焙煎豆の劣化要因(水分・酸素)から守る役割も果たしておりますが、粉にするとその効果は短時間でなくなってしまいます。あわせて香りの成分も一緒に奪われいきますので、挽いた時点から香り高い素晴らしい豆のポテンシャルも急速に減ってしまうわけです。
豆の状態であれば熟成も進み、味わいも色々と変化していくので、その楽しみを奪うことにもなります。なんてこった!です。

挽きたての粉と、粉のまま時間がたったものを飲み比べるとその差がはっきりと分かるはずですのでお試しになってもいいかもしれません。最近は豆を挽く道具も安く買えるようになりました。ダイソーやキャンドゥで売られている500円の手回しミル(写真2枚目)でも、粉のまま買うよりは遥かに美味しくいただけます。手回しが面倒な方は3000円ほどだせば、電動のものがあります。

ノコスコーヒーNo.1然り、せっかく上質な豆でコーヒーを楽しむならぜひ豆のままで。"ミル"をご用意して、家で挽いてミルのも楽しんでください。忙しい毎日のなかでちょっとひといき、その手間がより美味しく豊かな時間をもたらしてくれますから。