#7 焙煎日
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nokos
せっかく楽しむなら焙煎日はやっぱり知りたい

「そのコーヒー豆はいつ焙煎されたものですか?」

ここ10年たくさんの個人焙煎所ができました。貴方の街にも幾つかあるのではないでしょうか。
#3「焙煎機」コラムでも書きましたが、コーヒー焙煎は誰でも気軽にできます。
仕事にするにも、飲食店というカテゴリーにいれた場合の初期費用はかなり少ないといえるでしょう。

始めやすさと流行もあいまって まだまだ増え続けている珈琲焙煎業ですが、コーヒーを「生鮮食品」として捉えている意識は他ジャンルの飲食店と比べると低い業界だと感じています。汚れている生豆を洗うこと(コラム#1)然り、今回のテーマ「焙煎日」に関しても不透明さがはっきりと分かります。

毎日コーヒーを淹れて飲んでいると、同じ豆でも少しずつ味が変化していることが分かるはずです。これは焙煎豆の酸化による味わいの変化で、「豆の鮮度」がもたらす効果でもあります。最初はトゲトゲしかったものが柔らかな風味になったり、自分の好みのポイント(焙煎何日目)が分かってくることもコーヒーの楽しみのひとつです。

この楽しみには「焙煎日」明記が欠かせません。
ですが、多くの焙煎所では賞味期限のみの表示で、実際にいつ焙煎されたものかは不透明なままです。見た目では分かりにくい・腐らない・鮮度の概念が希薄なこと、並びに焙煎日表示が義務づけられていないなど、コーヒー業界のタブー的なお話です。

プロとして本当に美味しく、且つ楽しんでもらおうとすれば表示は当たり前のことです。ちなみに「製造年月日」も言葉の綾を使ったカラクリですので参考にはなりません。

消費者のことを考えれば「焙煎日明記」は必須。

豆選びの基準として「焙煎日」が書かれているか(それが分かる施策がとられているか)気にしてみるのも美味しいコーヒーと出会える指針になりますよ。